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玉川温泉とは


玉川温泉での湯治

玉川温泉を語る上で欠かせない癒しの石『北投石』

玉川温泉の湯治をこれほどまでに有名にした主役こそが『北投石』といえます。台湾の北投温泉で最初に発見されたことからこの名前で呼ばれることになりました。大正11年には価値と希少性から天然記念物の指定を受けています。『北投石』の成り立ちは、玉川温泉の湯の花に端を発するとされます。この地の地中深くに存在する自然放射線源である湯の花等を取り込んだ熱水が、地表に噴き上げられたものが、数種の自然放射線を放射する『北投石』の元です。これと高い酸性度の源泉とが火山岩に浸透し、堆積して石と呼べるほどに成長しますが、『北投石』としてあるものが現在のその姿です。玉川温泉の湯の花は、微量放射線の特性が『北投石』に似ています。『北投石』と玉川温泉湯の花、これら2つが玉川温泉の地中や一帯にラジウムを放っており、評判の極めて高い湯治に一役買っているのではないかと言われています。これまでも、玉川温泉の研究により、12人もの方が博士号を取得しています。

入浴(浴場)

玉川温泉の源泉は大噴の湯といって、pH1.2と極めて酸性度が高く摂氏98度にもなる熱水が噴出しています。この地獄の様に過酷な環境においては、虫一匹はおろか細菌さえ生存することが出来ません。玉川温泉大浴場ではこのままのものを人肌に適温とした後『源泉100%の湯』として使っています。とても人がまともに入れるとは思えませんが、ピリピリという刺激はあるものの(実はこれも体が喜ぶ作用と考えられています)、入浴出来てしまうから不思議です。他に刺激に弱い方のために50%に薄めた浴槽も用意されてあります。微量放射線、温熱、マイナスイオン環境、泉質による刺激と、玉川温泉の癒しに必要不可欠な全ての要素を含んでおり、体に不安をかかえる湯治客にとって、ここでの入浴は基本であり最も重要な儀式ともいえるものです。湯治客の誰もが可能な限りここを利用します。
◆岩盤浴

そもそも岩盤浴発祥の地とされる場所こそが玉川温泉とされ、現地においては、本格的岩盤浴のための簡易小屋がいくつか建っていて、その中で時には風雨、雪をしのぎながら岩盤浴に勤しむ人々の姿を見ることができます。岩盤浴は、玉川温泉においては文字通り堅い岩の上に寝そべる訳で、そのまま寝ることは結構苦痛です。そのため売店ではゴザの販売をしており、これを敷いて行う人が殆んどです。では温泉水に浸かる入浴と、岩盤浴とでは、作用から見てどんな違いがあるのでしょうか。
 入浴については先に述べたとおりですが、岩盤浴の場合、玉川温泉における癒しの作用として最も有効とされるラジウムの作用を積極的に利用出来るのです。玉川温泉の岩盤のすぐ下にはラジウムを発する源の石『北投石』が眠っています。優れた癒しの石『北投石』の真上に横臥するわけですから、そのダイレクトな癒しには素晴らしいものがあります。さらには直接岩盤から受ける地熱を利用するので、遠赤外線による温熱の作用は入浴時よりも強く働きます。入浴を禁じられている人でも比較的体力を消耗せずに行えるといった長所も挙げて良いでしょう。

◆源泉

源泉である大噴の湯の付近一帯には、ラドンガスが漂っています。これは、源泉から噴出している温泉水、それと同時に湧いてくる玉川温泉の湯の花とに含まれるラジウムがラドンに変わったもので、活発に噴出する湯気中にも溶け込んでいます。後から後から生まれ出る玉川温泉のラドンガスは、生成されてから消滅するまでに充分な時間的ゆとりがあるためガスとして漂っていられるのです。これが玉川温泉のラドンガスの特徴で、つまりは人の呼吸器や皮膚から取り込まれてからも癒しの作用が持続するということです。常連の湯治客は源泉まで来ると、出来るだけ湯気の発生している場所を見つけ深呼吸をするのが日課なのです。これはラドンガスを意識したものですが、常連さんから色々アドバイスを聞いた上で実行するのが良いでしょう。


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